愛知の低い山を適当に散策。低山でも気分はyo-ho ―――!


秋の木曽路 馬籠宿〜妻籠宿

馬籠峠が縮んだ(><; 秋本番だが、もっと陽が欲しい! 

6年ぶりに木曽路(馬籠宿〜妻籠宿)を歩いた。今回驚いたのは馬籠峠の標高が790mに縮んでいたことだ。6年前は801mの看板が建っていたが、今回訪れた時は790mになっていた。あとで調べてみたところ、2020年2月に国土地理院から指摘を受け、長野県の南木曽町が修正したとのこと。まぁ、地図の親分が言うなら直さないといけない。

閑話休題、本当にこの街道は欧米人のハイカーが多い。平日にも関わらずいたるところで出会いを繰り返した。なんでも昔の日本を感じられるとのことだ。

この日は生憎の曇天。期待していた紅葉は本番を迎えているものの、陽射しが無いため艶やかさを欠きちょっと残念。でも爽やかな風を受けながらの気持ちいい山旅となった。


山行き日 2024年11月14日(木) 曇天
山名 木曽路(馬籠〜妻籠)
登り口/場所 中津川市馬籠(旧長野県山口村)
標高 馬籠峠 790m
標高差 389m(累積標高:+655m -743m)
距離 12.5km
時間 4時間09分(山行時間:3時間17分)
あてにならないお疲れ度 ☆☆☆☆☆

【ルートタイム】新茶屋一里塚9:11〜9:16馬籠(下の駐車場)9:27〜9:33馬籠宿入口〜9:43馬籠見晴台9:48〜10:15一辺の句碑10:21〜10:29峠集落〜10:35馬籠峠10:38〜10:49一石栃・立場茶屋11:18〜11:46男滝女滝11:53〜12:16大妻籠宿12:18〜12:33妻籠宿入口〜12:40妻籠宿〜14:00妻籠バス停〜14:22馬籠宿行きバス乗車〜14:47馬籠「陣場」バス停下車〜14:55馬籠宿「よもぎや」立ち寄り〜15:35馬籠下の駐車場

 

木曽路を歩く場合、ここに立ち寄りご挨拶。新茶屋一里塚。

 

そして、石碑「是より北 木曽路」。ここがスタート地点と小生は定めていますww

 

新茶屋の旅籠前を通り…

 

島崎藤村「夜明け前」の主人公青山半蔵(藤村の父親・島崎正樹氏がモデル)の記念碑。幕末から維新にかけ木曽谷地域の庶民の苦労が切々と描かれた小説。

 

馬籠宿の下の駐車場に車を停め、ここから木曽路を歩き始めます。

 

馬籠は坂の宿場。取り付きは「車屋坂」から。

目の前に、みなさんが撮影される「水車」があります。

 

宿場街を通り抜け高札場に。高札場は大方、町に入る手前に設置されています。

 

馬籠宿見晴台から「恵那山」を眺めるものの、生憎ガスガス状態。陽が差しておれば紅葉が映えただろうが、本日は「くもり」残念状態。

 

東側を眺めれば、湯舟沢山や富士見台高原が望めます。

 

南西方向は美濃の国(中津川の市街)が見えます。見ごろを迎えている紅葉も。「あぁ…陽が指しておれば」泣

 

本格的な中山道「木曽路」の山道となります。ですが、道はしっかり整備されれいるので歩きやすいです。では歩きましょう♪

 

馬籠峠まで、地味にきつい坂道が続きます。

秋…本番です♪ 紅葉が奇麗です。

 

数回、県道を横切ります。

東海道中膝栗毛で有名な十辺舎一九の歌碑(木曽街道膝栗毛もある)

「渋皮の剥(む)けし女は見えねども 栗のこはめし ここの名物」と。

 

オオモミジの紅葉を観賞しながら暫し休憩。

「峠の集落」に入ってきました。

 

この集落にも旅籠があったのですね。「桔梗屋」さん。

馬籠峠に到着です。

 

あれぇ〜?? 6年前来たときは標高が801mだったのですが…。ここ数年で縮んだのでしょうか?

Wikipediaによると、国土地理院は峠の標高を790メートルとしているが、峠を通る道路の脇に立てられた看板には長らく標高801メートルと表記されていた。2020年(令和2年)2月になりこの相違が指摘されたことから、看板の表記が修正されることになった。地元の町では、もともとの峠が標高801メートルで、峠を削って道路を造成したために790メートルになったのではないか、としている。
また、この件に関して地元紙「信濃毎日新聞」が伝えた記事はこちら>>

峠の茶屋…開店前です。残念。。。

 

ここからは下り坂です。

「夜明け前」の一説「木曽路はすべて山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。」…そのものです。

 

馬籠宿と妻籠宿の中間あたりにある休憩所。一石栃の立場茶屋です。以前は5〜6軒の民家があったとのことですが、現在はこの牧野家だけだそうです。

立場茶屋(牧野家)正面。外国の方々が銘々休憩中。(トイレあります)

 

ひっきりなしに旅人が訪れます。

 

立場茶屋の由来

崖伝いの道。整備されているので安全です。

 

滝を見に来ましょう(^^♪

男滝。

 

女滝。マイナスイオンがバンバンです(^^♪

木曽路へ戻ります。

 

樹間から「大妻籠」が望めます。

蘭川を渡ります。

 

大妻籠の旅籠。

 

数軒、営業されているようです。

 

この看板を横目に妻籠宿を目指します。

妻籠宿の入口。

 

宿場に入ってきました。馬籠とは異なって落ち着いた雰囲気が感じられます。

 

旅籠の行燈。

 

散策されているのは、外国人観光客のみなさんがほとんどwww

食事処が少ないので、かなり行列が出来ています。

 

妻籠宿本陣。馬籠・島崎家と同系の島崎家が当主です。

妻籠宿本陣の説明板。

 

宿場の端まで行ってみます。
高札場。

関所があったのですね。妻籠口留番所跡。

 

妻籠からはバスで馬籠へ戻ります

陣場バス停下車。馬籠宿を歩いて駐車場へ戻ります。

 

途中、「よもぎや」が営業中だったので立ち寄ります。このカフェ、藤村のお孫さん島崎緑二画伯の奥さんが開かれたとのこと。ご健在の時、いろいろお話をお聴きしました。現在はご家族が営なまれ、また以前と同じように画伯のパステル画などが奥に飾られています。


まったりしながら美味しくコーヒーを頂きました。
   
   
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